Guilty-楽譜に遺した最期の言葉-

零花片恋

Lyric,Music:聖依 Vocal:GUMI



口から零れたベゴニアの花弁。
自覚したこの気持ち止まらなくて……。
また一輪、涙の代わりに咲いた。
気付きたく無かった、貴方への想い。

触れそうで触れられないもどかしさで咲く
リナリアが白い床を汚して咲き誇る。

アリウムが私の息をゆっくり止める。
途切れ途切れの吐息に交じるチグリア。
貴方を思い出す度に揺れるアネモネ。
零れる花が私の心解いていく。


貴方の夢を見て吐いたイキシアと
シロツメクサがまた床を汚しては
積もる花弁に自分を重ねてる。
ねえ、貴方の隣に……、傍に居たいよ。

紫のアネモネが月夜に輝く。
掠れる視界に揺れる深紅のフクシア。

赤い薔薇が私の心を締め付ける。
加速したこの想いはもう止められない。
赤いゼラニウムの花弁が舞い落ちた。
シンビジウムとミセバヤが口から零れた。


ユキノシタの花弁が温もりをくれた。
ブルースターのシャワーが私を包み込んだ。

貴方が居れば、私は幸せだから。
言葉の代わりに零れたミモザアカシア。
願い込めたワスレナグサとナズナの束。
貴方に届くように祈り続ける。