Lyric,Music:聖依 Vocal:Gackpo
そっと抱きしめる手が、徐々に首を絞めつけていく。
「私が寂しくなった時、傍にいてくれればいいの。」
優しい言葉の裏側で貴方の愛が見えなくて
見え隠れする言葉の刃(は)が心を切り刻んでいく。
冷めた身体を抱きしめて、嘘(あい)の言葉を囁いた。
貫いた不実の刃(やいば)、慟哭の海へ誘(いざな)う。
「好きになったのは、きっと、私の孤独を埋めるため。」
時と身体を重ねる度、自分を殺して、笑った。
貴方の求める人形に少しずつ近づいている。
孤独を埋められない僕に何の価値があるのだろう?
繋いだ手から伝わった温度がやけに虚しくて
僕を見つめる瞳には、何が映っているのだろう?
『本当の僕に価値はない?』
探してもかき消されていく。
見つからない答え求めて、暗い海へと沈んでいく。
冷めた身体を抱きしめて、嘘(あい)の言葉を囁いた。
貫いた不実の刃(やいば)、慟哭の海へ誘(いざな)う。