弾け飛ぶ血飛沫が空を赤く染めた
あの日見た夕陽みたいに綺麗だったかな･･･？
綺麗な夕陽眩しくて、「まるで血みたい」と呟いた。
焼きついたあの赤が忘れられなくて
そう･･･「誰かに見せたい」と思ってしまった。
「あの赤を表現するにはどうしたらいい？」
そうか、私の血で染め上げればいいんだ。
ずっと夕陽を見つめてた。
「これが最後ね･･･」と囁いた。
遠ざかる人ごみに手を振ってみたけれど
誰も振り返してはくれないね。
弾け飛ぶ血飛沫を想像してみたら
あの日見た夕陽にとても似てる気がした
フェンスに足をかけて、そっと息を吸った
これが最初で最後の私の芸術。
弾け飛ぶ血飛沫が空を赤く染めた
あの日見た夕陽みたいに綺麗だったかな･･･？